こんにちは!
前回まではシンスプリントの怪我についてお話ししてきました。
前回のブログはこちら👇👇
https://taiyodo-bs.com/2020/02/27/
今回はバスケット・バレーボール競技に多くみられるオスグッド・シュラッター病についてピックアップしていきたいと思います💁🏻♀️
『 オスグッド 』
一度はこの名前を聞いたことがあるのではないでしょうか。
オスグッドとはスポーツを活発に行う小中学生(10〜15歳)に多い膝のオーバーユース(使いすぎ)による成長期スポーツ疾患の代表疾患です。
大腿四頭筋が膝蓋骨(膝のお皿)を引っ張り、その力が脛骨粗面へ加わります。成長期の脛骨粗面は柔らかいため大腿四頭筋の強大な牽引力が負担になり、炎症・剥離・突出などを起こします。
成長期の子どもは骨の成長に筋肉の成長が追いつかず、バランスがうまくとれない場合がありります。その状態では筋肉に強度と柔軟性が足りないため、ジャンプ動作での膝曲げ伸ばし、ダッシュやキック動作の繰り返しにより痛みが発生してしまいます。
今回は悪いスクワット(パワーポジション)になってしまう方へ改善エクササイズを教えていきます!
①後方重心(身体の重心が後ろへ倒れてしまう)かかと重心になってしまう方へ
☆ポールを前に持ってスクワット
※自宅で行う場合はほうきや棒など立った時に腰の高さくらいのもので代用できます。
ポールを持ち腕を前に伸ばすことで、ポールがない時よりも、自然と前(つま先側)へ重心が乗せられるようになります。
②足首の柔軟性低下(すねが前に倒れない)方へ
☆踵にものを挟んでスクワット
※自宅で行う場合は電話帳や木の板など踵が少し上がるくらいのもので代用できます。
踵にものを挟む事で地面についている時より、ふくらはぎの筋肉の伸ばされる量が変わるため、足首が硬い方でもスネを前へ倒せるようになります。
③股関節・骨盤の柔軟性低下 骨盤が後ろへ倒れてしまう(後傾)方へ
☆棒を股関節に挟み込むスクワット
※自宅で行う場合は①と同じく、ほうきや棒など重量があまりないもので、代用できます。
棒を股関節に挟み込むようにする事で、
骨盤を前へ倒す意識を作ることができます。
スクワットで股関節を曲げてきた時に骨盤に棒が当たらなければ骨盤は後ろへ倒れているという事なります。
エクササイズすべてにおいて、
正しくできていないと何回もやっても身体には間違ったスクワットが身についてしまいます。
そして、負担が増大し痛みへ繋がります。
まずは正しくできるやり方で行い、反復練習を行う事で正しいやり方を身につけることが大切になります。
それでも難しい方は柔軟性が足りない方になるので、まずはストレッチをして柔軟性を獲得してください。
足首・骨盤・股関節の硬さがある方はこちらがおすすめ
実際、接骨院に来られる方にスクワットの仕方を伝えても骨盤を前に倒すということがなかなかできない方も多くいます。
みなさんはできましたか?
その際にはスクワットからではなく、骨盤を後ろに引っ張ってしまうもも裏のストレッチをしっかりとやってもらってからスクワットをしてもらうようにしています。
それがこのストレッチです。
膝を伸ばして行うストレッチ
※膝を伸ばした状態だと骨盤を立てられないもしくは腰をやや前に出すことが難しい方は膝を曲げるストレッチからやってみてください!
膝を曲げることで膝裏の筋肉が緩むので骨盤を前に倒しやすくなります。
膝を曲げて行うストレッチ
骨盤を前へ倒すことが意識できたところで、もう一つエクササイズ☝️
骨盤が後ろへ倒れてしまうと後方重心へなり、ももの前(大腿四頭筋)をより多く使ってしまいます。
それを防ぐためには骨盤を前へ倒しながら股関節を曲げることができなければいけません。
こちらのエクササイズをして
骨盤を前へ倒す意識をしてからスクワット動作を行うことで、より正確なエクササイズになります。
自宅で簡単にできるエクササイズになるので、ぜひやってみてください♪
怪我をする前よりもパフォーマンスアップして復帰することを目指す豊橋市の太陽堂接骨院